広告 Vol.415 特集:流通
広告 Vol.415 特集:流通
2019年のリニューアル創刊から3号目となる最新号の特集は「流通」。商品や作品が、つくり手のもとを離れてから受け手に届くまで、いったい何が起きているのか。全30記事をとおして「流通」にまつわる課題や可能性を深掘り、雑誌『広告』の全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索するための様々な視点を投げかけます。
また、「ものと流通の関係」に目を向ける入り口として、取次や運送会社、書店などを表紙に記載。『広告』が手元にとどくまでの全250種類の流通経路を可視化しています。
目次
54 流通と社会
― 経営学者 石井淳蔵 × 『広告』編集長 小野直紀
55 近代合理主義と流通
― マックス・ウェーバーをとおして見る「合理化」の正体
56 「簡単に手に入る」流通が見落としているもの
57 輸送進化論
58 物流空間試考
59 段ボールから考える、梱包のクリエイティビティ
60 アマゾンがなくなる日
61 アフターデジタルとD2C
― これからの流通が向かう先
62 中国ライブコマースの体験的考察
63 「売る」というエンターテインメント
64 小売×データの課題と未来
65 プライベートブランドの光と闇
66 「あたりまえの日常を止めない」
― 進化し続ける卸売業
67 グローバル流通の苦難と挑戦
68 世界的ラグジュアリーブランドのなりたちと展望
― エルメス前副社長 齋藤峰明 インタビュー
69 「韓流ブーム」から「アジアで独り勝ち」へ
― 韓国ポップカルチャーを加速させた新しいシステムと新しい流通
70 「映画」コンテンツ流通の100年史
71 映画って何ですか?
72 メディアに対する映画監督の目線
― ニコラス・W・レフン、岩井俊二 インタビュー
73 音楽と流通
― 変わり続けるポップミュージック
74 CDとレコードと、曽我部恵一の音楽
75 流通の変化は、漫画をどう変えるか
76 「よい本」が生まれる環境を、出版流通から考える
77 「ことば」と流通
― 劇作家・小説家 本谷有希子 インタビュー
78 アップルの流通戦略
― どん底から世界一、そしてその先へ
79 サーキュラーエコノミーの理想論の先にあるもの
80 「おてんとさまが見てるよ」
81 思想のある小さな小売店に見る、一歩先の未来
― ドワネル 築地雅人 × わざわざ 平田はる香
82 てのひらのなかの流通
83 タンザニアの商人とオルタナティブな経済
― 文化人類学者 小川さやか インタビュー
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