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北村匡平『家出してカルト映画が観られるようになった』(サイン入り)

北村匡平『家出してカルト映画が観られるようになった』(サイン入り)

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カバーを見てまず最初の正直な感想は「京マチ子の人、こんな童顔なんだ」でした。名前とテーマ、タイトルなどから黒髪オールバック、クラシックないいスーツをお召しで、お髭も生えてたりするのかな、色薄めのグラサンのパターンもあるかな、の渋い50代を勝手に想像しておりました。その後の本はそんな印象でもないのですけど、最初の印象で。いきなり余談でした。

人生、最後どうにかなるなら、沢山寄り道した方がずっと豊かだと思います。その分色々大変だとは思いますけど。僕も教師でしたけど「順調」なら6歳から54年間何かしたらの学校にいるのが教師だとしたら、疑問が大きかったです。伊藤亜沙さんの帯にもありますが、変人が沢山変な授業をしていた昔の学校を知る、最後の(?)変人世代教師による初エッセイ集、と言えるかもしれません。

当店では現在『遊びと利他』等、売り切れておりましたが既刊もぜひ。(さ)

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日本経済新聞「プロムナード」の大好評連載に書き下ろしを加えて書籍化。『椎名林檎論』などが話題を呼んだ映画研究者の初エッセイ集!

 

「ここにおさめられたエッセイには、個人の人生の息苦しさと規範から逸れてゆく解放感、日常の些細なシーンにおける疑問や葛藤、そして怒りや歓び、あるいは非日常の時間に遭遇した、かけがえのない経験が記されている。社会が決める正しいルートなどない。多くの人が、他人にではなく、自分自身の人生を豊かに感じられる道を歩んでほしい、そういう願いが込められているように思う」(著者あとがきより)

【目次】

ネコになる/アルバイト/鳥体験/僕が旅に出る理由/倍速視聴される人/靴下のこと/無駄な雑談と移動/レールを踏み外す/サンタクロースは誰だ/本との付き合い方/研究室という空間/テレビゲームと利他/トゲのない世界/推しの氾濫/恩師の忘れられない姿/安全な遊びと学び/メディアのマナー/怒りを飼いならせ/サバイブする文字/大人になること/アンコールワットの片隅で/消えゆく自然の遊具/僕の家族のこと/映画館の暗闇/手書きの温もり/子供の豊かな想像力/空き地と土管/怒れるタクシー運転手/ピンクとメイク/99というナンバー/ボリビアの高地で/手放す勇気/息子と遊ぶ/食べること/学生たちの襲来/あたしのからだ/大学教員の生活/首タオル/レンタルビデオ屋/テレビドラマの食卓/タバコアレルギー/人の温もり/旅先の少女たち/最後の花火が終わったら/家出してカルト映画が観られるようになった/最愛のカートへ/ヒーローになりたい/引っ越し人生/変な人たち/出会い直すこと/偶然性を生きる/あとがき

 

【著者プロフィール】

北村匡平(きたむら・きょうへい)

1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京科学大学准教授。専門は映像文化論、社会学、メディア論、表象文化論。著作に『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)、『24フレームの映画学 映像表現を解体する』(晃洋書房)、『椎名林檎論 乱調の音楽』(文藝春秋)、『遊びと利他』(集英社新書)などがある。

出版社:書肆侃侃房
判型:四六判、並製
頁数:216

在庫あり

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