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松井理恵 / 大邱の敵産家屋

松井理恵 / 大邱の敵産家屋

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植民地期の遺産を逆手にとって。
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韓国第3の拠点都市・大邱(テグ)。「たいきゅう」と呼称された日本の植民地時代、詩人の森崎和江が生まれたことで知られるこの都市の一隅では、いまも「敵産家屋」(日本式住宅)が、幾度かの修復を経て商店や町工場として保存され、活用されている。
数々の現地でのフィールドワークを通して、コミュニティや市民運動の拠点としてこれらの「家屋」を利用しつづける人びとの肉声を拾いあげ、戦中~戦後にいたる韓国現代史に位置づける試み。

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《本書は、植民地支配を受けてなお存在しつづけた北城路――敵産家屋がいまだ立ち並ぶ北城路――にこそ、向き合わなければならない。取り替えしがつかない、回復不能な状況にまで至った都市の中から北城路を見出す手がかりとなるのは、植民地時代から受け継がれてきた地域コミュニティの記憶である。この記憶を受け止め、未来につなげようとする市民運動の展開を描くことによって、ポスト世代が植民地支配構造と向き合う方途を探ってゆきたい》
「序章」より

本体2700円+悪税


著:松井理恵
出版社:共和国
発売年月:2024年4月
判型:四六判
頁数:248頁

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